漆喰・珪藻土・カオリンの壁の製造メーカー アトピッコハウス

艶のありなし
塗り壁選びのコツメール講座 全7回

漆喰か珪藻土か迷っている方、予算がないけど塗り壁は諦めたくないという方、メール講座をご活用ください。

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艶のある塗り壁は、
ペンキと同じ?
いいえ、自然素材100%でも、
艶は出るのです

艶が出るメカニズムは、ペンキと違います

艶のある塗り壁は、自然素材っぽくないという印象を持たれる方がいると思います。しかし、100%自然素材で出来ている「本物の漆喰」も、艶が出るし、テカテカと光ります。

上手い人が施工すると、人の姿が映るほどで、まるで鏡のようになります。

漆喰自体は、そういうものです。

では、壁がテカテカと光る。つまり、壁に艶(テカリ)が出るのは、どういうメカニズムかというと、原因は、大きく3つ挙げられます。

1つ目は、自然素材100%だけど、原料の粒子が細かすぎて、

平滑に仕上げようとすると、塗り壁の表面に凹凸がないため、光を反射するというものです。わざと押さえた感じにして、艶を出すことを好まれる方も、いらっしゃると思います。

2つ目は、原料は自然素材100%なんだけど、原料が反応して、結晶が出来て固まるタイプの塗り壁の場合、反応の起き方によっては、表面に艶が出る場合があります。

そして、3つ目は、原料に大量の樹脂を使っている場合です。
いくら塗り壁と言っても、樹脂が沢山入り過ぎている場合は、ペンキと同じような仕上がりになります。

ペンキにも、艶ありと艶なしがありますので、樹脂が沢山入っているからと言って、必ず仕上げが光るということはありません。

樹脂の種類によって、光る(艶が出る)場合と、光らない(艶が出ない)場合があるのです。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、

自然素材100%ですが、施工方法や、仕上げパターンによっては、艶がでます。基本マットに仕上がる材料ではありますが、素材が反応することで固まる製品なので、結晶ができます。

その結晶が、光の角度によって、艶のように見えたりするのです。

漆喰調に仕上がる、花の塗り壁「漆喰美人」は、原料の粒子が細かいので、消石灰を原料にした「本漆喰」と同様に、艶(テカリ)が出る可能性があります。

しかも、漆喰美人が固まる原理は、はいから小町と同じなので、にがりと、マグネシアが反応して結晶ができます。しかも、もし、平滑な感じで仕上げたとしたら、表面に艶(テカリ)が出る可能性は高くなります。

もし、艶や、テカリが出るのが嫌なら、平滑に仕上げないで、パターンを付けた仕上げにすることをお勧めしたいところです。

カオリンの壁「パーフェクトウォール」は、化粧品などにも使われるカオリンという粘土を使用しています。もちろん自然素材ですが、コストを優先した商品であるため、樹脂を少し加えています。

しかし、珪藻土塗り壁「はいから小町」や、花の塗り壁「漆喰美人」と違って、

成分が反応して固まる訳ではなく、水分が乾燥することによって、固まります。

つまり、反応して結晶が出来る訳ではないので、固まるメカニズムが原因して艶が出ることはありません。また、平滑に仕上げられない素材ですし、乾燥が早い製品ですが、どんな仕上げ方をしても、100%艶なし(マット)に仕上がります。

これは、結晶が出来ない。樹脂が表面に膜を張らないといったことで、艶が出るような仕上がりにはならないようです。

艶があるから、樹脂を使っていて、艶がないから、自然素材100%という公式は成り立たない訳ですが、それぞれの会社の製品特性を確認した上で、好みの塗り壁材を施工されるといいと思います。

値段が高い塗り壁には、高い塗り壁なりの理由があり、値段が安い塗り壁には、安い塗り壁なりの理由があります。

特に、調湿性能や消臭性能といった機能性に関しては、差がある筈です。
ただ、意匠性に関しては、値段の安い塗り壁であっても、豊富なバリエーションから選べる筈です。

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塗り壁の正しい選び方

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