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漆喰の作り方は、エコなのか?

2014/09/11
2018/11/09

こんにちは!
漆喰・珪藻土・塗り壁ブログを運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

漆喰は、石灰を原料にしています。

漆喰美人の施工事例

石灰(せっかい)を焼くと、生石灰(きせっかい)になり、
それに水を加えると、消石灰(しょうせっかい)になります。

この消石灰に、糊の成分や、
意匠性のためのワラとか、なにやらを加えると、

漆喰塗り壁が出来上がります。
漆喰の作り方は、概ね、そんな感じです。

「漆喰は、炭酸ガスを吸収するので、エコ」です。
といったことを聞いたことがある人も

多いと思う。

それは、壁に塗られた漆喰は、
空気の中に含まれる

炭酸ガス(二酸化炭素)と反応しながら、
徐々に硬くなって、最終的には、

もとの石灰になるという性質を持っているからなのです。

一見そこだけ見ると、漆喰はエコな素材と思われる
かもしれません。

しかし、原料である「石灰」を焼いて「生石灰」を作るので、
その段階で、大量の炭酸ガスを発生されています。

燃料を焚いて、炭酸ガスを放出して、
それで「生石灰」を作るのですから、

壁に塗った漆喰が炭酸ガスを吸収するといっても、
漆喰を作る過程で、放出した

炭酸ガスを全て回収するなんて、
有り得ないと思うので、

「漆喰はエコ」というのは、成り立たないように思うのです。

実際、漆喰がどの程度の炭酸ガス(二酸化炭素)を
吸収するか計算した人がいるかもしれませんが、

おそらく、製造時に発生させた炭酸ガスを
全て回収できるほどではないと思います。

そして、もし仮に、作る時に発生させた
二酸化炭素を全部回収できたとしても、

「樹木何本分の二酸化炭素を吸収します」と
表現するのは、いかがなものかと思いますね!

ただ、私は、そうした漆喰メーカーさんを
非難している訳ではありません。

エネルギーを使わずに、生活が成り立つ訳ではないので、
人の生活そのものが、

環境に負荷をかけている訳です。

「エコだから、選ぶ」という視点もあっていいし、
もっと気楽に「漆喰」の「意匠性」「仕上がり」が好きだ、
といった単純な理由でもいいと思う。

日本人は、昔から、漆喰の壁にあこがれがある訳でから、
「好き、嫌い」で判断していいと思うのです。

では、アトピッコハウスの「漆喰美人」は、
何か? と聞かれると、

「漆喰美人」は、「原料」の意味では、
石灰を使っていないので、漆喰ではありません。

モンモリロナイトという化粧品などにも使われる
天然の「土」です。

消臭性に優れているという点に着目して、
「塗り壁」として開発したのです。

細かい粒子なので、「漆喰のように」フラットに
仕上ります。

といっても、「本物の漆喰」ではありませんので、
本気で「平滑」にしようと思っても、

そこまで「平滑」には仕上りません。

ただ、壁をビニールクロスや、ペンキ仕上げのように、
真っ平にしたいお客様というのは、

それほど多くないように感じています。

最近のお客様は、せっかく塗り壁にするのなら、
「好み」のパターンを付けた仕上げにしたいという方、
のほうが、多いように感じます。

漆喰美人は、そこそこ「たいら」には仕上げられますが、
漆喰ほど、「平滑」になりません。

ただ、ハッキリ、クックリしたパターン仕上げは、
得意なので、

パターン仕上げが好みの人にとっては、
魅力的かも知れません。

それと、調湿性能は、珪藻土ほどではありませんが、
それでも、一般的な漆喰が40gほどの調湿量であるのに対して、

94g調湿する能力があるので、
調湿能力に関しては、一般的な漆喰の2倍程度と言えます。

そして消臭性能にも優れているので、
あとは、お客さんの好みと、目的次第ですね!

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

漆喰、珪藻土、カオリンと、合計3種類の
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