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漆喰とは、何かというと・・・

2014/04/16
2018/11/09

こんにちは!
漆喰・珪藻土・塗り壁ブログを運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

漆喰とは、何かというと、
フラットに仕上った白い壁だと思います。

漆喰

もちろん、漆喰も、フラットではなく、
パターンを付けた仕上げもあります。

しかし、多くの方がイメージする
漆喰とは、フラットに仕上った白い壁だと思うのです。

原料的な意味で説明すると、
消石灰に糊を加えたものが、

漆喰ということになるのですが、
素人の方で、そこを気にする人は多くないと思います。

漆喰とは、伝統的な塗り壁で、
調湿性があって・・・と、考える訳です。

だから、消石灰を使ったものが、
漆喰だからというよりは、

漆喰調に仕上がる塗り壁が欲しいのだと、
私は理解しています。

では、そもそも漆喰は、いつ頃誕生し、
どのようにして広まってきたのでしょうか?

まず最初は、防火のために、
土壁の表面に塗られるようになりました。

それが、武家に広まり、
庶民に広まる頃には、

白く仕上る「意匠性」が好まれ、
一般化してきた訳です。

ただ、漆喰の特性で、
皆さん大きく勘違いしている点があります。

それは、漆喰は、それほど調湿しない
ということなのです。

もともと漆喰とは、土壁の表面に、
薄く塗られた仕上げ材でした。

昔の「漆喰壁」が調湿したのは、
下地の土壁そのものが調湿性能を発揮したので、
結構な量の調湿性能を発揮できた訳です。

しかし、現在の漆喰壁の下地は、
ほぼ100%石膏ボードです。

石膏ボードには、
調湿性能はありません。

だから、表面に塗られた1mm、2mm程度の
漆喰の調湿性能しか効果を発揮できない訳です。

調湿する建材を評価する基準に
JIS A 6909というJIS規格がありますが、

調湿する建材と呼ぶためには、
1㎡に塗り拡げられた「塗り壁材」が、

24時間で、最低70g以上の水分を吸湿する
性能がないといけないことになっています。

そして、問題なのは、「吸湿」した水分を
次の24時間で、同程度に「放湿」しないとならない訳です。

つまり、水分を吸収する能力はあっても、
吐き出す能力がないと「調湿」とは言わない訳です。

室内の湿度が高い時には、
壁が「吸湿」してくれ、

室内が乾燥してくると、壁が「放湿」して、
適度の湿度環境を実現してくれるという訳です。

しかし、一般的な漆喰の調湿量は、
40g程度と言われていますので、

JIS規格の評価でいうと、
漆喰とは、調湿建材ではないということになるのです。

また、「吸湿」はするけど、
「放湿」しない建材も、調湿建材とはいいません。

たとえば、石膏ボードなどは、
「吸湿」はします。

しかし、部屋が乾燥してきたからといっても、
「放湿」はしてくれません。

なかには、石膏ボードの「その欠点」を補うために、
珪藻土を混ぜた石膏ボードも売られていましたが、

今も、引続き販売しているかどうか知りません。

それに、下地に調湿する素材を導入しても、
仕上げにビニールクロスなどの

調湿性のない素材を貼ってしまうと、
表面で湿気が遮断され、

いくら下地に調湿性能があったとしても、
効果を発揮しないということになってしまいます。

話しがそれましたが、
調湿性能を期待して漆喰にしたいということでなければ、

特別問題ではありませんが、
もし、調湿性能を期待して、漆喰を希望するという
ことであるのなら、

それほど大きな期待はしない方が良いということになるのです。

ただ、「漆喰調」に仕上がることが目的であれば、
消石灰を原料にした「本物の漆喰」ではなく、

調湿性能が高くて、
漆喰調に仕上がる「漆喰壁」を選ばれると、いいと思います。

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