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珪藻土壁材の調湿の秘密

2014/09/17
2024/02/16

こんにちは!
漆喰・珪藻土・塗り壁ブログを運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

珪藻土壁材が登場して20年ほどです。

珪藻土壁材の施工事例

珪藻土は、調湿性能が高いということで、
壁材として人気が出ましたが、

そもそもは、塗り壁材には向かない素材だったのです。

というのも、水を加えて練っても、
粘りが出ないので、

塗り壁材にしようと思うと、
糊とか接着剤のようなものを加えないとならない訳です。

昔は、わざわざそんな面倒な壁材を塗る必要はなかったので、
珪藻土を壁材にする意味も理由もありませんでした。

しかし、今の住宅は、
昔と違って、気密性が高く、

しかも下地は昔のように土壁ではなく、
石膏ボードです。

下地に調湿性がないので、
表面に塗る仕上げ材の1mm、2mmといった
性能次第ということになるのです。

そこで、多孔質で、調湿性のある珪藻土を壁材にしよう
という発想が生まれました。

ただ、珪藻土そのものは、
水を加えて練っても、壁に塗れるような「粘り」は、
出てこないので、

珪藻土壁材の開発メーカーは、
糊とか、接着剤とか、石灰、セメントなどを加えて、
珪藻土を固めようとしたのです。

珪藻土には、目に見えない無数の穴(孔)が空いています。
それが調湿性の秘密なのですが、

目に見えない水蒸気の粒との相性がいい。

だから、部屋が湿気てるときは、余分な湿気を
珪藻土が吸収してくれ、

部屋が乾燥してくると、珪藻土が蓄えた湿気を
吐き出してくれる。

だから、まるで「天然のサーモスタット」のように、
部屋の湿度を快適に保ってくれる訳です。

しかし、接着剤や糊、石膏といった「接着成分」は、
珪藻土の穴をふさいでしまうので、

調湿性能を損なうもとになってしまうのです。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁材「はいから小町」は、
どうやって固めているかというと、

ニガリとマグネシアという成分です。

珪藻土塗り壁はいから小町

ニガリは、ご存じの通り、豆腐を固める時に使うもの、
そして、マグネシアは、薬として使われる成分です。

珪藻土をニガリとマグネシアで固めると、
メッシュ状の結晶が出来上がり、

それで、珪藻土の穴を潰さずに、固めることが出来るのです。

また、珪藻土は、植物性プランクトンの化石ですから、
非常に細かな土です。

いくら「粘り」を付けても、
そのままでは壁材としては塗り難いので、
様々な「副資材」を入れます。

はいから小町の場合は、
パーライトやゼオライトを使っています。

パーライトは、黒曜石等を発泡させた物で、
園芸用の土の中に混ざっているパール状の物質です。

これを入れることで、2mmの厚さに塗ることが、
簡単になるのです。

またゼオライトは、消臭とか、
化学物質吸着を目的として入れています。

ゼオライトにも珪藻土同様の微細な穴が開いていますが、
ゼオライトの穴は、珪藻土よりも更に細かく、

化学物質吸着に優れているのです。

はいから小町は、原料が全て「白」なので、
濁りのないカラーバリエーションにしています。

綺麗なパステルカラーが全8色の展開になっています。

珪藻土塗り壁はいから小町

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珪藻土塗壁 はいから小町