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珪藻土クロスの、調湿性能は?

2014/03/14
2018/11/09

こんにちは!
漆喰・珪藻土・塗り壁ブログを運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

クロスは、下地の紙と表面の仕上げ材の
2重構造になった壁紙のことです。

珪藻土塗り壁

もともと、クロスとは、
クロース(布)から来た言葉なので、

布に、裏打ちの紙を貼ったものでした。

それが時代と共に変化し、
ビニール壁紙が主流になってきました。

珪藻土クロスは、下地の紙に、
珪藻土を塗布した壁紙です。

珪藻土は、調湿性能の高い素材なので、
壁紙にすることで、

調湿性能を期待しようということだと思います。

ただ、ベースとなる紙の上に、
0.何ミリといった厚さで珪藻土を塗っても、

それほど大きな調湿性能は期待できないと
思います。

調湿性能には、JIS規格で、
客観的な評価基準があるので、

珪藻土クロスに調湿性能を謳うのであれば、
JIS規格に基づき、1㎡当たり、何gの

調湿性能があるのかを、明記した方がいいと思います。

また、そうした製品を選ばれることを
お勧めしたいと思います。

JIS規格では、調湿する建材を評価する
規格として、JIS A 6909という評価基準を用意しています。

この評価基準に基づき、
1㎡当たり、70g以上調湿する壁材を

調湿建材として謳っていいことになっています。

一般的な漆喰塗り壁でも、40g程度なので、
壁紙で、この70gという調湿量をクリアすることは、
まず不可能だと思います。

あまり、期待し過ぎてはいけないと思いますね!

ただ、珪藻土クロスは、
良く出来ていて、

上手な人が施工すると、
ジョイントも目立たないし、

まるで、「本物の塗り壁」のように見えます。

やはり、塗り壁の風合いは、
高級感があって、魅力的ですよね!

予算は厳しいけど、
珪藻土の風合いが好きで、

なんとなく、調湿効果も期待したいという場合は、
珪藻土クロスにするという

選択肢もあるのだと思います。

アトピッコハウスでは、
珪藻土クロスは扱っていません。

しかし、じゅらく風の土壁クロスを作っています。

風合いは、珪藻土クロスに近いものがあり、
すっぴんクロスの「利休」というシリーズ名で
販売しています。

こちらも上手な人が施工すれば、
ジョイントも目立たないし、

まるで、「本物の塗り壁」のように見えます。

ただ、所詮はクロスなので、
珪藻土クロス同様、すっぴんクロスも、

調湿建材と謳えるほどの調湿性能は、
ありません。

ただ、全く調湿しない訳ではないので、
普通にビニールクロスを貼るよりは、

調湿します。

調湿性能で比較したら、
土壁風に仕上がる「すっぴんクロスの利休」よりも、

その他の品番の方が、性能がいいと思います。

それは、いくら塗り壁に見える素材を使っている
といっても、「糊」でペースト状にしたものを

紙に塗りつけているので、
大した調湿性能は期待できないのです。

この点に関しては、おそらく、
珪藻土クロスも一緒だと思います。

一番いいのは、検討されている
珪藻土クロスのメーカーに問合わせ、

JIS規格における調湿試験を実施しているか、
実施しているとしたら、調湿性能は、

どの程度であったのかを確認されるといいと思います。

アトピッコハウスでは、
すっぴんクロスを調湿建材として販売しておりません。

もちろん、布に紙に裏打ちした製品ですから、
調湿性能はあります。

ただ、塗り壁と比較すると、
調湿性能は、大したことないと理解していまますので、

謳っていないのです。

それよりも、ビニールクロスにはない、
上質感とか、気持ち良さ、

丈夫さといった部分を比較してもらいたいと
思っています。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

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